ラングドック・ルーション地方のワイン

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西はローヌ河から東はスペイン国境まで続く地中海沿岸に広がる広いワイン産地です。フランスのヴァン・ド・ターブルの大部分、ヴァン・ド・ペイの多くがこの地方で造られています。

どちらかというと安くて大量に消費されるワイン産地としてのイメージが強かったのですが、1987年に「ヴァン・ド・ペイ・ドック」(Vin de Pay d'Oc)が誕生してから安くて特徴のあるおいしいワインという評価が生まれつつあります。

左の地図は大分簡略化したものですが主なAOCを示しました。この他にこの地方ではVDN(ヴァン・ド・ナチュレ)という天然甘口ワインも有名です。

主なAOC

Cotes du Roussillon(コート・デュ・ルーション)

スペイン国境に近いピレネー・オリエンタル県で造られています。

Collioure(コリウール)

グルナッシュという葡萄から造られる赤ワインですが生産量が少ないためあまりお目にかかりません。地図では赤い地域です。同じ地域から天然甘口ワインのバニュルスが造られています。

Corbieres(コルビエール)

地図では緑色の地域です。主に赤ワインが造られます。




Blanquette de Limoux(ブランケット・ド・リムー)

フランスでもっとも古い発泡酒の産地です。瓶内2次発酵方式(シャンパーニュ方式)も使われていますが、自然のまま瓶内発酵させる昔の製法での生産も行われています。

Coteau du Languedoc(コトー・デュ・ラングドック)

ラングドックにある比較的小さな生産地を総称したAOCです。それぞれのクリュの名前を併記する事が出来ます。

Costieres de Nimes(コスティエール・ド・ニーム)

地図では茶色で示しました。ローヌ河河口近くの土地でフルーティな赤ワインや辛口の白ワインが造られています。


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