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西南地区/南西地区、という呼び方でまとめていますがかなり広い範囲に分布するワイン産地です。
ボルドー地方の上流にあたるベルジュラック地区から南はスペイン国境のピレネー山脈近くまでワイン産地が分布しています。
Bergerac(ベルジュラック)
ボルドーの上流に当たる地区で小さなAOCの集合です。
メドックと同様の葡萄を使った赤ワインを生産する
Bergerac、
サンテミリオンの続きとも言える
Pecharmant、
やや甘口の白ワインを生産する
Montravel,
Cotes de Bergerac,
Cotes de Montravel,
Haut Montravel、
優れた遅詰み甘口ワインを造る
Monbazillac
などがあります。
Cahors(カオール)
ボルドーの更に上流に当たるロット川流域にある産地です。赤ワインのみを生産していますが、オークセロワと呼ばれる葡萄を70%以上使い大変色の濃いワインとなります。「黒ワイン」とも呼ばれ西南地区で最も有名なワインです。
Gaillac(ガイヤック)
地図でオレンジ色の地域ですが、土壌も葡萄品種も多種類に及び出来るワインも多種類なものになります。
Madiran(マディラン)
タナー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランという葡萄からタンニンの多い熟成型の赤ワインが造られています。
Jurancon(ジュランソン)
貴腐ワインが生産される事もありますが、ここでは遅摘み甘口ワインが造られています。