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ミッテルラインと同じ地図を使っているのがお分かりでしょうか。コブレンツからボンに下る間に西からアール川というやや小さい川が流れ込みます。このアール川の岸に沿ってアール地区があります。
小さな産地で日本でお目にかかる事もあまり無いのですが、ここではシュペートブルグンダー、ポルトギーザといった他の産地では少数派の赤ワイン用の葡萄が栽培され、造られるワインも60%が赤ワインです。
シュペートブルグンダーはその名の如くフランスのブルゴーニュ地方で多く栽培されていて「ピノ・ノワール」と呼ばれています。ドイツでは同じ物でも名前が違うんですね。
一方ポルトギーザはブラウア・ポルトギーザというのが正式な名前でこれもその名の如く濃いブルーの色をしています。でもポルトガルとは関係無いようです。
さて、ワインはというとドイツ統一までは最北端のワイン生産地であったようにかなり北に位置していますので、柔らかなライトタイプになるようです。
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