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ドイツワインの産地を説明する上で、一番説明しづらいのがバーデンです。行政区画の関係で土壌も気候も違う産地が同じバーデンという名前で売られているためです。
地図ではライン川に沿って南北に長くつながるバーデンの主力産地のほかに、マイン河の支流のタウバー川の流域にある地域(一番右上に他と離れている地区です)や、大きく南のスイス国境の湖、ボーデン湖のほとりにある地区などがあります。それぞれ特徴が異なるのですが同じバーデンの名前が使われています。
ドイツのワイン産地の中でも最も南に位置するバーデン地区は太陽の光に恵まれた地域です。ワインもこくのあるタイプが出来ます。また赤ワイン、ロセワインが全体の1/4を占める事でも有名です。
ここの赤ワインはシュペートブルグンダーという名前の黒葡萄を使いますが、実はフランスのブルゴーニュ地方の高級葡萄品種「ピノ・ノワール」と同じ物です。ただフランスに比べるとやはり寒いのでしょう、やや薄いワインになってしまうのは致し方ないのかもしれません。
地図の真ん中少し上あたりから、ライン川はフランス−ドイツの国境となります。フランス領の町ストラスブールはフランスのアルザス地方の中心的な町です。その左に濃い緑色で示したのはフランスのワイン産地アルザスの葡萄畑です。バーデンとは本当にお隣だという事が分かりますね。
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