ザーレ・ウンストルートとザクセンのワイン

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ドイツ統一によりドイツ13番目のワイン産地となりました。エルベ川の支流であるザーレ川、ウンストルート川の沿岸にあるワイン産地です。アール地区を抜いて世界最北端のワイン産地となりました。ワインはミュラー・トゥルガル、シルバーナなどの葡萄から作られ辛口でライトな白ワインとなります。

旧東ドイツにあるためあまり知られていませんでしたが、
今では観光に訪れる人のひとつの目的がザクセンワイン。
旧西ドイツからの観光客が「ワイン街道」沿いに車やバスを走らせ、
ワインを求めていきます。

残念ながら生産量が少ないためドイツ国内でも購入できるのは
ザクセン州に限られるようです。
写真はエルベ川沿いの斜面に広がる葡萄畑。南向きの日当たりの良い
斜面に葡萄が植えられています。





葡萄畑は磁器で有名なマイセンの街の北東にあります。
多くの日本人が訪れるマイセンの磁器工場。
この後にドイツ人はワイン街道へと車を走らせます。
日本人の姿は未だ少ないようです。






最後の写真は葡萄畑から眺めたエルベ川と対岸のマイセンの街。
城のような建物は18世紀にザクセン選帝侯アウグスト強王の命により
ベドガーが発明したマイセン磁器の秘密を守るために、門外不出として
ここでのみマイセン磁器が作られたというアルブレヒト城です。


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