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ロンバルディーアのワインといえばやはりフランチャコルタです。
その他にアルプスに近いヴァルテリーナ、
沢山のワインを生産するオルトレポ・パヴェーゼにも触れたいと思います。
ロンバルディーア州で唯一のDOCGがフランチャコルタのスプマンテです。スプマンテと言うのは発泡性のワインの事ですが、フランチャコルタはシャンパーニュと同じ製法で作られる瓶内2次発酵方式の発泡酒です。シャルドネとピノ・ビアンコから造られるスプマンテ・ビアンコとピノ・ネロなど赤ぶどうを加えて作るスプマンテ・ロザート(ロゼ)があります。
スプマンテ以外の普通の赤ワイン白ワインはテッレ・ディ・フランチャコルタと呼ばれることになります。
殆どアルプス地方の地区で生産されるこの赤ワインはネッビオーロというぶどうから造られています。急斜面に作られたひな段の様な畑でぶどうが栽培され、その殆どが隣国のスイスに輸出されてしまいます。ぶどうを少ししなびさせて水分を少なくしてからワインを作る「スフォルサート」というものが有名です。
ロンバルディーアで最も生産量が多く、また最も多彩なのがオルトレポ・パヴェーゼです。あまり高級なものはありませんが沢山の生産量を誇る産地です。