2月のお勧めワイン

このコーナでは毎月、Chouの選んだお勧めワインを紹介します
 
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冬はとりわけ赤ワインのおいしい季節です。
なんだか最近は「健康に良い」とか言われて赤ワインがブームですね。
そこで今回ご紹介するワインは2本とも赤ワインにしました。
しかも冬の食材にぴったりのワインです。

  

タウラージ(Taurasi)

Taurasi
「タウラージ」は南イタリアの美しい港、ナポリのある
カンパーニャ州で作られています。
 
古くから港として栄えたこの地には古代ギリシャからグレコ 
種やアリアニコ種といった葡萄が伝えられ、これがローマ 
帝国の繁栄と共にヨーロッパ各地に伝えられ現在のワイン 
文化を築き上げました。    

こんな由緒正しいカンパーニャ州では、古代ギリシャから
伝えられたままの葡萄を使って現在もワインが作られて 
います。そのひとつがこのタウラージです。 

「ギリシャ伝来の葡萄」という名前の「アリアニコ」種が 
タウラージの原料です。濃いルビー色が印象的な大変濃密な 
ワインで、独特のアロマを持っています。タンニンが多く力強い 
ボディのしっかりとしたワインです。 
「これが古代ギリシャのワインか!」と思わず魅入ってしまう 
ような個性のあるワインですので機会があれば一度は 
試してみましょう。 

料理は「牛肉のソテー(チェリーソース )」を選んでみました。 
イタリア料理ではオッソブーコなんかいいですねえ。 
レシピはNTVの3分間クッキングからです。

 
  
 

シャトーヌフ・デュ・パープ(Chateauneuf-du-Pape)

Chateauneuf-du-Pape
南イタリアの濃厚赤ワインに対しこちらは南フランスからの 
エントリです。 

名前は「法王の新しい城」という意味です。かつてカトリックの 
総本山が置かれたアヴィニョンの町のすぐそばにある高台の 
地で、四方を監視できるこの地に城「要塞」が置かれたり、 
後に教皇の別荘が置かれたことからこのように呼ばれて 
います。 

石だらけの大地、ミストラルと呼ばれる乾燥した強風、こんな 
荒涼とした風土でたくましく育った葡萄から、このワインが 
作られます。 
葡萄は13種類が指定されており、多くの葡萄のブレンドに 
より独特の風味が作られています。主な葡萄はグルナッシュ、 
シラー、ムールヴェドールなどです。黒葡萄と白葡萄の両方が 
使われるのも面白いところです。 

とても濃いルビー色、ちょっと動物っぽい独特の香り、果実味 
あふれる豊かな味わい、いかにも南フランス!といった力強さが 
感じられます。 

さてお料理は濃厚な冬の料理がいいでしょう。同じローヌの 
ワインを使って「牛肉の巻き煮 赤ワイン風味」なんていかが 
でしょう。なんだかよだれが出てきそうですね。       
レシピはNTVの3分間クッキングからです


 
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