６月のお勧めワイン

このコーナでは毎月、Shuの選んだお勧めワインを紹介します
　

６月になり陽射しも強くなってきましたね。
今年の夏は暑くなりそうな予感がします。

さて「今年はイタリアワインを薦めていくぞ！」
と宣言したワインスパイラルですが
イタリアはカジュアルなワインがいっぱいあるし
南イタリアは日本よりずっと暑そうだし
これからの季節にぴったりかもしれません。

今月は先月に引き続きイタリアのカジュアルワインを
紹介していきます。

モンテプルチアーノ・ダブルッツオ

イタリアの東海岸側にアブルッツォという州があります。
アドリア海をはさんで対岸は、今大変な事態の旧ユーゴ
スラビアという位置にあります。葡萄栽培に適した丘陵
地帯の多い県ですが、今まではどちらかと言うと傑出した
ワインが無かったせいもあり目立たない存在でした。
しかし元々葡萄栽培に適しているうえ、モンテプルチアーノ
という、これまた優れた葡萄にも恵まれていたため最近は
価格を超える優れた品質のワインが見られるようになり
ました。

アブルッツォ州には２つのＤＯＣがありますが、そのうち
赤ワインがこのモンテプルチアーノ・ダブルッツォです。
イタリア語で書くと Montepulciano d'Abruzzoとなり
「アブルッツォのモンテプルチアーノ（と言う葡萄）から
作られたワイン」と読む事になります。
ガーネットのようなややオレンジがかった色、スミレの香り
のする「イタリア！」という感じのワインです。優れた
ものは濃厚なガーネット色になり凝縮されたフルボディの
ワインになります。

写真のワインはカジュアルタイプのもので価格も千円台と
お手頃です。しっかりしたボディに仕上がっていますので
お買い得ワインのひとつかもしれません。

イタリア料理なら何でも合いそうです。ピッツァはもちろん
肉入りパスタなど色々カジュアルに合わせて楽しみましょう

チンザノ・ドライ

こちらは前にも紹介したヴェルモットの一つです。
以前に紹介したヴェルモットは赤でしたがこちらは白、
しかも辛口に仕上げています。
ヴェルモットは普通のワインに様々な薬草を入れて
香り付けをしたタイプのワインです。ロックにしたり、
ストレートで飲んだりカクテルの材料に使ったりします。

暑い日も時々あるようになりました。ビールの代わりに
良く冷えたチンザノなんていかがですか？
お値段も千円台とお手ごろなのが嬉しいですね。

ヴェルモットはチンザノの他にもマルティーニや
ガンチアなど数社が作っています。それぞれ入れる
香草に工夫や伝統があり、どんな薬草を使っているのかは
トップシークレットのようです。
各社の違いを楽しむのも面白そうですね。

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