ワインの生産地はこれら高山地帯に沿って点在していますが、
その幾つかは日本にも輸入され始めています。
ワイン発祥の地域ですので、その昔のワインの味わいも期待されるところですが
現在ではカリフォルニアなどの先進技術を導入し近代栽培法、近代醸造技術で
品質の高いものが生産されています。
かつてワインをギリシャ、ローマに伝えたとされるフェニキア人が住んでいた地域に当たります。特にBarouk山の山麓に畑を持つ Chateau Musarはカベルネやサンソーといった葡萄から長熟タイプのワインを生産し続けています。その南西にあるChateau Kefrayaは若いうちから飲むことのできるタイプを生産し、この2ワイナリーが互いに競い合っています。
主なワイナリー
Chateau Musar
Chateau Kefraya
イスラエル領内の2大ワイナリはShimshonにあるRishon-le-ZionとShomronいあるZicron-Yaacovです。
この2つのワイナリはロスチャイルドからイスラエルに贈与されたもので下記のゴラン高原のワインが
登場するまで、イスラエルの3/4の生産量を誇っていました。
イスラエル北東部には標高2224mの雪の降るヘルモン山がそびえ、それに続く標高1200mのゴラン高原が
広がっています。やや内陸であることと標高が高いことから同じ日でも温度差が激しく日中は30度を超え
一方夜には10度台に気温が低下します。
葡萄はメルローやシャルドネ、更にカベルネ・ソービニヨンやソービニヨン・ブランなどが栽培されています。
1976年にMount Harmonがカリフォルニアの近代醸造技術を導入し、以降恵まれた気候と近代技術に
よって注目されるワイン生産地となりつつあります。
主なワイナリー
Mount Harmon
Recanati