12月のお勧めワイン

このコーナでは毎月、Chouの選んだお勧めワインを紹介します
 
All Right Reserved Copyright(c) 1997 H.Fujimaki

 
とうとう今年も12月がやってきました。
今年1年、皆さん美味しいワインに出会えたでしょうか?
今月はクリスマス用にシャンパーニュをひとつ。
そして冬の食材に合う赤ワインを紹介します。

  

テタンジェ(Taittinger)

Taittinger
映画の好きな人なら覚えているかもしれません。   
あの007ことジェームス・ボンドがお気に入りのシャンパンが   
このテタンジェです。        
クリスマスの夜にジェームスのように女性をエスコート   
したいなら迷わずシャンパンはテタンジェにしましょう。   

さて、テタンジェはフランス・シャンパーニュ地方で   
1734年に創業された古い歴史を持つシャンパンハウス   
です。 最初はフルノーという名前でしたが1931年から   
所有者が変わり現在のテタンジェに名前を変えました。   
                  
伝統的な作り方で知られているテタンジェのシャンパンは   
黒葡萄のピノ・ノワールが60%、白葡萄のシャルドネが   
40%の割合で使われています。   
優美で気品のあるシャンパンで、バニラの香りがします。   
クリーミーな泡立ちとしなやかな後味、間違いなく一流の   
味わいです。   

同社の最高峰、Comtes de Champagneはブラン・ド・ブラン   
と言って白葡萄のシャルドネのみから作られたシャンパン   
ですが、数あるブラン・ド・ブランのなかでも最高級のワイン   
です。ちょっと値が張るのが残念ですが。   

シャンパンは抜栓の時にくれぐれも気を付けてください。   
口金を外したら最後までコルクの頭を押さえつけつつ   
少し瓶を回すような感じでコルクを回すと中の圧力で   
コルクが押し出されてきますから、それを押し付けながら   
ゆっくりはずしましょう。

 
  
 

コート・ロティ(Cote Rotie)

Cote Rotie
この季節、フランスは狩猟のシーズンです。   
かつて貴族達が自分の狩猟場で獲った獲物を料理して   
ワインを合わせたものでした。   
日本でも、この時期大きな肉屋さんに行くと、色々な   
お肉が手に入るようになりました。   
そんなジビエ料理にぴったりなのが、北ローヌ地方の   
銘酒コート・ロティです。   

ローヌ地方の一番北に位置するわずか100haほどの   
小さな産地ですが、力強くそれでいて繊細な面を   
併せ持つ素晴らしいワインができます。       
          
シラーという黒葡萄を中心にヴィオニエという白葡萄を   
ブレンドしてつくります。コート・ロティという名前は   
「焼けた斜面」という意味ですが、この太陽の光を   
満身に受けた葡萄から果実味の凝縮したスパイシーで   
しっかりとしたワインができるのも納得できますね。  

さてお料理はジビエが一番合いますが、なかなか手に  
入りにくいお肉もありますね。ここでは比較的手に入り  
やすい鴨の肉を使ったお料理を紹介します。  
簡単なレシピですが、もっと本格的に楽しみたい方は  
「鴨フィレ肉のロースト」や「鹿ロースのカシスソース」  
などに挑戦されてはいかがでしょう。      
レシピはNTVの3分間クッキングからです


 
今までのお薦めワイン一覧に戻る
                         
returnWine Spiralへ戻る