6月のお勧めワイン

このコーナでは毎月、Shuの選んだお勧めワインを紹介します
 
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6月。
ワールドカップもあるし、今月はフランスに行くぞ!
なんて人も多いかなあ。
ゲームは勿論だけどワインも忘れないでね。
 
今月はイタリアの赤ワインと、ブルゴーニュの白ワインです。
 
 

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

Brunello di Montalcino
今やイタリアで一番有名なワインと言われるブルネッロ・ディ・ 
モンタルチーノ。最高のDOCGに格付けされ
実力も十分のワインです。 

葡萄はサンジョベーゼの分岐系と言われるブルネッロ種。大粒の 
サンジョヴェーゼとも言われ評価の高い葡萄です。この分岐系が 
発見され選択的に栽培され始めたのはつい130年ほど前のことに 
過ぎません。 

わずか1000haほどの畑しかなく、しかも1ha当たり8トンと生産量の 
少ない葡萄ですが、普通のサンジョヴェーゼより色が濃く、力強い 
ワインとなります。苦労も多いのですが結果がそれに報いてくれる葡萄 
と言えるのではないでしょうか。 
 
濃いルビー色をしたこのワインは熟成していくとガーネット色になって 
いきます。タンニンがしっかりあり力強いタイプでありながら、調和の 
取れたエレガントなタイプでもあります。この辺の複雑さもこのワインの 
大きな魅力です。もちろん長期熟成型で10年、20年の熟成に 
耐えうる素晴らしいワインです。 

味の方は力強さが印象的ですが、個性的なワインでもありジビエなど 
同じく個性的な赤身肉と相性が良いようです。 

料理はジューシーな味付けを加えた「牛肉の煮込み(オレンジ風味)」 
を選んでみました。 
レシピはNTVの3分間クッキングからです。

 
  
 

ムルソー

Meursault
フランスはブルゴーニュ地方の高い評価を受けている白ワインです。 
特級畑は無いのですが、無いのが不思議なくらい素晴らしいワインです。 
1級畑には、ペリエール、シャルム、ジュヌヴリエールなどがあり 
力強く豊潤なワインとして特に評価が高くなっています。 

葡萄はもちろんシャルドネ。ムルソーのワインの造り手はいくつもあるの 
ですが、敢えて最終的なフィルタリングをしないで出荷する造り手が 
多く、それもあって特に力強いワインとなるのかもしれません。 

またその独特の薫製のような香りも特徴的です。この香りだけでムルソー 
と分かってしまうくらい独特な香りです。 
味わいの方もちょっと癖のあるタイプで飲む人によって好みが大きく 
分かれます。ワインを飲みなれた人でもムルソー大好き派と嫌い派に 
分かれるのは興味深いところです。 
ちなみに私個人は前者の「ムルソー大好き派」に属します。 

力強く辛口でちょっと癖があるワインと合う料理となると、濃厚でふくよかな 
味わいの魚料理が良いかと思います。舌平目をソースでアレンジしたもの 
などが頭に浮かびますが家庭だと何がいいでしょうか? 

えびのアメリケーヌ(バターライス添え)」なんていかがでしょう。 
濃厚なソース、バター風味のライスとムルソーは相性が良さそうです。 
レシピはNTVの3分間クッキングからです


 
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