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ブルゴーニュ地方もまたその内部で地区や村そして畑といった単位に分かれています。左の地図では、地区毎に色分けをしています。色付けされた地区の上をクリックするとその地区の説明文に移動します。
地図の赤い色の地区です。有名な ”ロマネ・コンティ”はこの地区のワインです。北のディジョン市から南へ細長く続いた地区で狭いところでは葡萄畑は数百メートルの幅しかありません。最も優れたワインを産出する地区が細長く集中しているため「ブルゴーニュのシャンゼリゼ」と呼ばれている所もあります。
地図のピンク色の地区です。北のコード・ド・ニュイとこのコート・ド・ボーヌを合わせてコート・ドールと呼ぶことがありますが、ボルドーでいうとメドック地区に相当するブルゴーニュ地方の心臓部とも言えます。ブルゴーニュの赤ワインの最高峰がロマネ・コンティならば白ワインの最高峰は”モンラッシェ”ですが、モンラッシェはこのコート・ド・ボーヌで造られています。
地図の濃い緑色の地区です。ここはコート・ドールの続きでもあり、土壌も良く似ています。出来るワインのタイプも良く似ていて特徴のある良質のワインを出荷しています。
地図の黄緑色の地区です。大分南に下ってきましたが気候も暖かくなってきます。ここでの主力は白ワインで香り豊かでフルーティなワインが多いようです。最も有名なのは”ピュイィ・フュッセ”という白ワインです。
地図の薄いオレンジ色の地区です。黄色の部分はボージョレヴィラージュとして分けることも有りますが一緒に紹介します。ここはボジョレー・ヌーボーがあまりにも有名です。ガメイという品種の葡萄からフルーティでカジュアルなライトタイプのワインが造られています。
地図の濃いオレンジ色の地区で、有名なレストランがたくさんあるリヨン市の周りにあります。
上の地図には入っていませんが、フランス全土のページでブルゴーニュの細長いオレンジ色の部分から見ると左斜め上に小さなオレンジ色の部分がありますが、ここがシャブリ地区です。辛口白ワインの産地として有名です。
ブルゴーニュ地方はフランス革命で小作人に農地が解放された後、ボルドーの様に再び買い集められる事がなく、むしろ相続によって葡萄畑の単位がどんどん小さくなっていきました。また褶曲によって出来た地層の上にあるためわずかな場所の違いでもその土壌成分が大きく異なりこれが葡萄の味わいに影響を与え、最終的にはワインの味わいや香りに影響を及ぼします。このため、ブルゴーニュのワインの格付けは畑の単位で行われています。
地方名−地区名−村名−畑名という順番でAOC上の分類も行われています。またワイン作りは葡萄を栽培している農家がやる事が多く、ボルドーのシャトーに対しブルゴーニュではドメーヌという生産者の名前がラベルに記載されています。
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