今月紹介するのはセカンドラベルというものです。　　　　
格付けワインを作っているシャトーが天候不順や、　　　　
樹齢の若い葡萄の木の葡萄などの理由で　　　　
「このワインはファーストラベルをつけるには、シャトーの　　　　
品格に関わる」ということで、別のラベルをつけて売り出した　　　　
ワインです。　　　　　　　

ファーストラベルではないけどシャトーの名前をつける　　　　
以上はそれなりの品質が確保されていないとやっぱり　　　　
シャトーの信用に関わりますから、ある程度の品質は　　　　
確保されているといえるでしょう。　　　　　　　
　　　　　　　　
写真のワインは格付け１級のあの「シャトー・オー・ブリオン」　　　　
のセカンドラベルで「バーアン・オー・ブリオン」といいます。　　　　
シャトー・オー・ブリオンは何万円もするけどセカンドラベル　　　　
なら数千円。この値段でファーストラベルの雰囲気に触れて　　　　
みましょう。　　　　
　　　　　　　
他のシャトーのセカンドラベルも表にしてみました。表は　　　　
こちら。いいのを見つけてくださいね。　　　　

さてお味のほうはやっぱりボルドーっていう、タンニンの　　　　
多いしっかりしたボディのあるタイプが多いです。セカンド　　　　
でこれならファーストラベルって？とやっぱり思いを馳せて　　　　
しまいます。　　　　
　　　　　
紫色が残っていて杉の香りとか感じたら料理は　　　　
牛肉とニンニクの芽の炒め物。家庭料理ですから是非試して　　　　
味付けも自分好みにアレンジしてみましょう。　　　　
レシピはＮＴＶの３分間クッキングからです。

名前をアイスワイン（アイズヴァイン）というんですが、その名の通り　　
凍っちゃったものなんですね。　　
でも凍ったのはワインじゃなくて葡萄の実。寒いドイツでは　　
葡萄の収穫を遅らせると何年かに一度、大寒波が来た時、　　
木になったまま葡萄が凍っちゃう事があるんです。　　
これを溶けちゃう前に（つまり夜中から朝方ね）摘み取って　　
絞ったのがアイスワインの原料です。　　
　　　
水分が凍っているから糖分やミネラルがぎゅっつと濃縮された　　
すごいジュースが採れます。これを発酵させて作ったのが　　
アイスワインです。とおーっても甘いワインです。同じ甘口の　　
フランス・ソーテルヌなどに比べるとドイツの甘口は酸味があって　　
バランス良いって言う人もいます。　　
　　　
当然、寒い冬まで葡萄が残っていないと出来ないし、寒い朝の　　
仕事はハードだし、結果とても高価なワインになります。　　
　　　
写真のアイスワインはハーフボトルでちょっとマイナーって事も　　
あって数千円と安いんですが、中には数万円なんていうのも　　
あります。ドイツの他にお隣のオーストリアとかでもあるみたい。　　
そうそうカナダだと毎年のように出来るという話しもあります。　　
カナダのオンタリオに行くことがあったら是非現地のアイスワイン　　
を試してみましょう。（ちょっと高いんだけど）　　

さてお料理はやっぱりデザートに合わせたいですね。　　
ちひろさんの「苺のコンポート入りヨーグルトゼリー」なんていい　　
でしょ。でも苺は冬にならないと出てこないので、夏向きに　　
リキュールゼリーもいいですね。材料の白ワインにアイスワイン　　
を使うと「お大尽ゼリー」になりますが、さて？　　
ゼリーのレシピはＮＴＶの３分間クッキングからです